||||| 2003楽器フェアレポート |||||

行って参りました. Taro(たろ)さんの力作受賞がメインだったんですが,寝坊してしまい(汗)...壇上にいる間には到着できましたが,本当に横浜開催で良かったと思う一幕でした(爆).

cosPさん,美藤さん,みーどさん,うららさんとご一緒に見学してきました.

広くレポートするのもなんなので(笑)ごく偏ったあたりで...音楽電子事業協会のブースやヤマハ周辺から...

●(社)音楽電子事業協会

ここでは往年のシンセサイザー展示とデモンストレーションの「MIDI(Synthesizer) Museum」と,

Apple協賛の,「Machintosh MIDI & Audio Solution」,マックの人はここだけ見れば良いというようなコーナーがありました.

これ,松武先生の私物みたいですがMC-8ですね.MIDI登場直前の怪物シーケンサです.当時車2台買えると言われてました.(スペック的には今では携帯の着メロエンジン未満ですが)

 

 

 

 

 

 

これも松武先生の私物(LOGICステッカー付きですからね)Moog IIIcです.いわゆるタンスと言われている奴で,アイデックスが扱っているソフトシンセの元ネタです.これだけでかいのに1音しかでませんし,ボタン一つで音色が切り替わることもありません.これは車どころか家やマンションが買えるくらいしました.

 

 

 

 

 

 

これまた松武先生のですが,YMOなどで儲かってから買われたEMUのモジュラーです.

 

 

 

 

 

 

僕の憧れたシンセたちがずらっとおいてありました.上段左がシーケンシャルサーキットのプロフィット10,その隣がコルグ800DV,下段中央がローランドジュピター8,左にちょこっと写ってるのがアープオデッセイIII,右にちょこっと写ってるのがコルグM1.M1以外はMIDI登場以前のシンセです.

 

 

 

 

そのM1の右隣にある小さいのはCASIO CZ-1(ミニ鍵盤採用)フェーズディストーション方式のデジタルシンセで,廉価だったので結構売れたと思います.上段はコルグ ポリ6で,音色メモリーができてポリフォニックなシンセが100万円前後していた時代に20万円台で登場.この後ローランドが同価格帯のJUNO60にプログラムメモリー機能をつけて,2社の対決が激化しました.ヤマハは1年後にあのDXシリーズを出して来ました.

 

 

いまだに憧れるジュピター8.YMO再生ライブでは細野さんが弾いてました.なにしろ機能もさることながら見た目がかっこ良い.ジャーニーのセパレートウェイズやデュランデュランのプロモーションビデオにも演奏シーンで出てきてました.

 

 

 

 

 

プロフィット5の裏に存在したプロフィット10!プロフィット5が2台合体して2段鍵盤になったモデル.僕は5よりこっちに憧れたんですが,値段も5の2倍,プロでもあまり使ってなかった気がします.

ヤマハはどおしたっ!と思っていた方,お待たせしました.(実はヤマハブースにも歴代のヤマハモデルが展示されていましたが...)これ,知ってますか?音源部としてはDX72台分のDXシリーズ最高峰,DX1です.DX7が25万円程度だったのにこちらは200万円弱(汗).76鍵ピアノタッチの鍵盤ですとか,なんとパラメータが数字でLEDパネルに表示されたという,見た目とか存在感でもまさにフラッグシップだったモデルです.

 

 

デモ演奏

僕らの見たセッションでは御覧のとおり松武秀樹氏(DX-7の上にローランドSH-32が乗ってます)と...

(わざわざYMOステージシャツをご披露されて下さいました.でもこのシャツ,先日のベスト盤についてた復刻版です)

 

 

 

 

よくローランド系の場面でご活躍されている,篠田元一氏...(ローランドD-50使用)

このお二人でほぼ「2強」状態ですが...

 

 

 

 

 

このかた,氏家克典氏も登場.一緒に写真とってもらってます(笑)

アイデックスはCS-80Vを発表してました.本物と同じ音がしてました.

 

 

 

(僕,表情が疲れてますかね?)

 

●ヤマハ プレーヤーズ王国コラボレート表彰式

両脇の男性2人のユニットに中央のボーカルがネット上でコラボした形式.ボーカルのかたは2児のお母さんだそうですが,あまりハッスルしない,クールな英語の歌(僕の一番好きなボーカルスタイルです).かっこ良かったです.

SWの受賞式と違ってステージで歌わされてました.表情は緊張してましたが歌は満点!!

凄いなぁ.

審査員賞だと思います.

 

こちらも審査員賞かな...ゲームのサウンドクリエータをやられているらしく,それっぽいゲームレイブ曲.会場がうるさかったので再生された曲がよく聞こえなかった.(気の毒ですね)

 

 

 

 

 

 

グランプリはこちらの3名のユニット.よく分からなかったんですがボーカル教室みたいなところの関係で知り合ったお3方だそうです.

 

プレ王のクリスマス曲グランプリも同じ一派の方だそうで,司会者いわく「コンテスト荒らし」の一派と紹介されておりました.(あるいみFairgroundやxgSItaのようなものでしょうか)

 

 

こうやってライブ演奏されてました.MOTIF ES8弾いてましたけどほとんどはシーケンスでしたね.でもかっこ良かったです.

 

 

 

 

 

 

 

●注目の製品...じつはこれまたヤマハにありました.その名は「O1x」...

ちょっと高いんですけど 

◎8chデジタルミキサー

◎mLANベースのオーディオ&MIDIインターフェース機能

◎フィジカルコントローラ機能

これ,一つになってるところがとてもいいですよね.

とくにターゲットはSOL2ユーザだけでなく,とくに「ロジックユーザ」な感じ.なんと数台あったデモ機はすべてMac OS9.2と「ロジック白金」で行われていました.

●うわさの真相?(あくまで噂ですが,現実の話もあるかもしれません)

UW500のOS X対応は?>>>なんと既に対応しているとのお話でした(アップデートしたらOS X標準のドライバで認識するらしい)

SOL2とXG WORKS STの差は?>>>SOLから採用された業界最高峰のタイムストレッチやスライス機能がXG Works STでは割愛されているとのことだが,後は同じかもしれない...同製品はSOL2の半額だが,機能は半分ではないのでとってもお買得な製品...らしい.

OS X用のソフトは?>>>>残念ながらシーケンスソフトは出さない意向のようで,VSTやAUプラグインは対応するとのこと.

まぁ,このあたりは予想どおりだったんですが...

SWは?   >>> なんか,やるみたいな雰囲気なんですけど(驚)...詳しくは当然教えてくれませんでしたがニュアンスが「やる」方向でした.気のせいかなぁ...(笑)